それでは実際に変数を使って文字列や数字をターミナルやブラウザに出力させてみましょう。
変数を用いて「yamada」
と表示するためには以下のように記述します。
<?php
//変数nameを定義して値"yamada"という文字列を格納
$name = "yamada";
//この$nameには"yamada"が入っている
echo $name;
?>
実行結果
yamada
echo
の後の$name
には"yamada"
という文字列が格納されているため、"yamada"
を表示することができます。
それでは、変数と文字列を織り交ぜて出力したい時はどうなるでしょうか。
そのような場合は、以下のように記述します。
<?php
$name = "Tanaka";
//文字列と変数を「.」で繋ぐ
echo "Hello!!".$name;
//そのまま書く
echo "Hello!!"$name;
?>
実行結果
Hello!yamada
エラー
文字列と変数を連結して表示する時は「.」
で繋ぎます。(抜いてしまうとエラーになります)
では、変数を利用して、人の名前、年齢、住所、電話番号などの個人情報を表示するプログラムを書いてみましょう。
これまで使用しているindex.php
を修正してコードを書いていきましょう。(新しくファイルを作成しても問題ありません)
ターミナルではなく、XAMPP
やMAMP
を使ってプログラムを実行する場合は、ブラウザに以下を入力してください。
XAMPPの場合
http://localhost/gyakuten_php/ファイル名.php
MAMPの場合
http://localhost8888/gyakuten_php/ファイル名.php
まずはそれぞれの変数を定義し、値を格納するところから。その際、どういうデータを格納する変数かがわかりやすいような変数名をつけてあげると、コードがグッと読みやすくなります。
<?
//名前情報を入れる変数
$name = "Satou";
//年齢情報を入れる変数
$age = 33;
住所情報を入れる変数
$address = "Tokyo";
//電話番号を入れる変数
$tell = "080-2343-9183";
?>
次に、これらの変数に格納した値を、文字列の連結を用いてわかりやすい文章で表示してみましょう。
<?php
//名前情報を入れる変数
$name = "Satou";
//年齢情報を入れる変数
$age = 33;
//住所情報を入れる変数
$address = "Tokyo";
//電話番号を入れる変数
$tell = "080-2343-9183";
//変数に格納したデータを文字列の連結で表示
echo "【自己紹介】<br>";
echo "私の名前は".$name."です。<br>";
echo "年齢は".$age."です。<br>";
echo "今住んでいるところは".$address."です。<br>";
echo "電話番号は".$tell."です。<br>";
echo "宜しくお願いいたします!"
?>
実行結果
【自己紹介】
私の名前はSatouです。
年齢は33です。
今住んでいるところはTokyoです。
電話番号は080-2343-9183です。
宜しくお願いいたします!
このように文字列と変数のつなぎ目に「.」
を書きことでいくらでも変数と文字列を連結することができます。
今回の講座では「変数の出力」と「変数と文字列の連結」について学習してきました。
どちらも実務においても必ず使いますので、ぜひマスターしてください。
今回は以上です。
お疲れ様でした!